月刊日本古書通信



古本屋と読者を結ぶ趣味と実益の雑誌


創刊1934年(昭和9)1月、故八木敏雄が創刊した「日本古書通信」は、実弟=八木福次郎(2012年永眠)が長く引き継ぎ、現在、創業者長男=八木壮一によって継承されています。
創刊以来、古今東西のあらゆる書物や、古書探求にまつわる人々の話題を、研究的にまた読んで楽しい随筆として掲載してまいりました。
各地で発行された知られざる特殊文献の紹介、古書即売会などイベントの情報、書物に関した展覧会情報などのコーナーも喜ばれています。
雑誌後半は、全国の古書店による古書の通信販売目録で、各店が選りすぐりの珍本稀書を掲載します。掲載店の格と、目録内容の充実は折り紙つきです!

古書店と読者を結んで80年以上
≪一冊丸ごと本と古書と古書店の雑誌≫は、
2012年
11月号で通巻1000号を達成、2021年3月号で1100号を越えました!

直木賞作家・出久根達郎氏の軽妙なエッセイはじめ、現役古書店主が語る業界のオモテウラ、コレクターの武勇伝や古本さんぽ、そして出版界・学界のニュースや書誌情報なども満載です!

インターネットだけでは得られない古書の奥深い世界にふれてみませんか?

~古本の知識は古書通信で!~

古本屋という職業をちょっとのぞいてみたい方も、本格的に古本屋を開業したい方も、「日本古書通信」のご購読をぜひどうぞ。




今月の「日本古書通信」 2021年6月号(6月15日発行)

2021年5月号・6月号は東日本大震災から10年の特集です

★2020年8月号から「近代日本文人の葉書」特集を大好評連載中♪

2018年5月号~8月号および10月号は「東北の古本屋」特集!
かつての「全国古本屋地図」のように、店舗のある古本屋さんは地図や写真入で、無店舗のお店もできるだけ特色がわかるようにご案内。
☆2019年3月号には上記連載をもとに「東北の古本屋」リストを掲載!

★2017年9月号・10月号は即売展特集!

即売展のベテラン、目黒の弘南堂書店・鈴木氏と土浦のれんが堂書店・佐々木氏が対談。
首都圏各地の即売展のカラーや魅力、いま何が売れているかなど、最近の古書即売展事情を赤裸々に語ってくださいました。

2017年5月号は「震災後の本の世界~被災地の古書店と新刊書店の”日常”」特集
熊本地震から1年、東日本大震災から6年、着実に復興への歩みを進めている熊本に対し、東北被災地はなかなか震災前の「日常」を取り戻せずにいるようです。本の世界の「日常」は、震災前、震災直後、そして今と、どのように変化してきているのか、せんだいメディアテーク内ミュージアムショップ・カネイリの菅原氏と古書店bookcafe火星の庭の前野氏にお話を伺いました。
また、5年半ぶりに復活したイービーンズ古書即売会や、新しい古書店の誕生など、東北被災地ならではの「本屋のある街」つくりへの動きを紹介します。

2016年7月号~8月号は「関東大震災と東京」特集!

2016年2月号・3月号は、新規開店古本屋アンケート特集!
東京古書組合「日本の古本屋」事業部の協力をいただき、最近二年間に古書組合に加入した古本屋さんへアンケートを実施。
39軒の古本屋さんの連絡先や取扱分野などの基本情報にくわえ、今後どのような方向を目指すのかも伺いました。
「古本屋さんの今」を知るのに必読!!

2015年8月号は「文学部の逆襲」特集!
 「文明劣化防止装置としての文学部」塩村耕
 「文学部の覚醒」小島毅
 「古書の言葉と未来の展望」大石和欣
 「<文学部の逆襲>によせて」小林修
 「危機こそ思考を鍛える」紅野謙介
 「歴史学の<逆襲>・・・」成田龍一
 文学部への逆風は古書業界への影響も甚大です!

2014年12月号は本誌初!女性古書店主座談会♪
 
圧倒的な男性社会だった古書業界ですが、ここ二十年ほどでずいぶん女性の姿が目立つようになってきました
 何が変わったのでしょう?
 「女性の感性の可愛い店」ばかりではない仕事の実情と業界の変化を、5人の女性店主が語ります。
 なかなか聞けない本音の座談会、お楽しみください!


2016年5月号は「東日本大震災から5年~古書店と読者にきく≪復興≫」特集!
 津波から再建し、いまだ仮設で頑張る気仙沼の唯書館さんと、原発事故からの帰還を果たした楢葉町の岡田書店さんを取材。
東北被災地にお住まいの読者の方々にも、≪復興≫の実感を寄せていただきました!
2015年5月号は「震災と古書業界」特集号!
 
阪神淡路大震災から20年が経ち、東日本大震災から4年が過ぎました。
 古書業界はどのように復旧、復興してきたのか。
 本を取巻く環境も激変、街の古本屋さんが減る中、どのようにがんばっているのか。
 兵庫県古書組合理事長・あかつき書房主や仙台の火星の庭主はじめ、それぞれの地域の古書店主の方々にお話をうかがいました。
★毎年5月号は震災復興特集。2014年5月号ではとりわけ厳しい状況にある福島県の博物館の取り組みと古書店の現状をリポート。

★2014年3月号では、
「震災・文化・復興」と題し、赤坂憲雄氏が遠野文化研究センターの取り組みについて語ってくださいました。

★2014年1月号では直木賞作家・
出久根達郎さんが語る古本屋の心がまえを掲載!

☆2013年8月号~9月号は≪「歴史家の本棚」から史学科の読書を考える座談会≫、時代を体現する古書の重みを研究者が語ります。

2013年6~7月号には、≪若狭邦男・日下三蔵ミステリ対談≫掲載!

2013年5月号は、
震災後2年がすぎ、復興へ向かって模索する被災地古書店の姿をリポート

2013年2月号~2014年12月号は川島幸希氏による連載
「懐かしき古本屋への讃歌」

通巻1000号記念特大号は108ページ!古書目録も60ページのボリュームです。(価格は通常と変わらず1冊720円)
通巻1000号記念特集として、昭和9年の創刊からの古書通信と古書業界の歴史を振り返ります。
各界愛読者の方々や各地の古本屋さんからたくさんのお祝いメッセージをいただきました。

2012年5月と6月号は、
震災後1年特集です!5月号は、福島県いわき市からの報告を中心に、6月号は古書ふみくら・岡田書店さんのインタビューと仙台の古書市場からの報告です。津波被害からの復活を果たした書店がある一方、古本の世界でも深刻な風評被害がおきていました!

2012年4月号は小社総顧問 八木福次郎追悼号!

2011年10月号は、本誌初の「神保町のおかみさん座談会を掲載
2011年6月号特集 「東日本大震災と古書店Ⅱ」(いわき・古書じゃんがら堂主、仙台・火星の庭主)
2011年5月号特集 「東日本大震災と古書店―被災地福島県を訪ねて」(編集部 折付桂子)
福島県の古書ふみくら・岡田書店主のおはなしを中心に、古本屋さんたちの状況をまとめました。
被災地読者からのお便りも掲載。

2011年2月号からの好評連載「21世紀古書店の肖像」(古書モダンクラシック主・古賀大郎) 
第1回恵文社一乗寺店を皮切りに、竹苞書楼、バンドワゴン、コロンボ、小宮山書店、森岡書店、友愛書房、古書往来座、西田書店、板橋書店、公文堂書店、一誠堂書店、古書ほうろう,、浅沼古書店、東光書店、古書ますく堂、にわとり文庫、リブロニワース、サンダル文庫、立石書店、古書てんとうふ、古書ふみくら、股旅堂、古書信天翁、盛林堂書房、木村書店、青聲社、金木書店、徳尾書店、豊文堂書店、かや古書店、道草書房、北広堂書店、古本海ねこ、悠久堂書店、森井書店、河野書店、智新堂書店、山本書店、たけうま書房、クラリスブックス、古書ドリス、武雄書店、July Books七月書房、口笛文庫、古書赤いドリル、流浪堂、バンゴブックス、東京くりから堂、大正堂書店、ふるほん太郎舎、古書五合庵、ひとやすみ書店、シルバーゼラチン、古書たなごころ、水中書店、はらぶち商店、古書上々堂、文林堂書店、忘日舎、古本はてな倶楽部、@ワンダー、古本イサドととら堂、藤沢湘南堂書店さんと紹介しています。

2011年1月号~2015年3月号


2010年11月号は、斯道文庫開設50年記念書誌学展についての特集号!
「古本屋名簿―古通手帖2011」完成を記念して東京古書組合TKI運営部の河野氏・藤原氏、事務局の飯野氏を交えた座談会も!

岡崎武志氏の連載「昨日も今日も古本さんぽ」2010年11月号より好評連載中!


☆各界気鋭の執筆陣による連載!

☆古書店主による好評連載!

◆◆◆これまでの古本屋さんに関するおすすめ特集◆◆◆バックナンバーあります!
2010年12月号は、「クローズアップ現在の古書業界」各地古書組合から、各々の地域の現況や即売会事情、PRなどを寄せていただきました。データブックである「古本屋名簿」を、これでしっかり補強できます!

☆2010年7月号は、若手古本屋さんに本との出会いを語っていただきました、題して「未知との遭遇―これで古本屋になりました」

☆2009年10月号は、聞書き・古本まつり今昔など、神田青空古本まつり50周年応援企画を掲載!

☆2009年9~10月号 座談会・古本屋とは何だろう・・・音羽館・港や・ポラン書房・古書ほうろう・徳尾書店・司会=石神井書林

☆2009年7~9月号 アンケート「変化著しい学術情報環境のなかで」・・・1~3 国文学分野・歴史学分野


2009年6月号 明治古典会七夕市出品目録抄&七夕大入札会への要望

2009年5月号 古書店からみた古典籍の魅力・・・一誠堂書店 酒井健彦さんのお話

2009年3月号~4月号 神保町古書街親子二世代座談会・・・神保町古書街の現状と将来像

2008年7~9月号特集≪頑張る古本屋≫
  現在全国各地で盛業中の古書店主18人の”頑張っている”様子をお届けします。

「クローズアップ」 現在の古本界、出版界を斬る!時代とともに変わりつつある本の世界のなかで、明日へ向かって歩んでいる古本屋、出版社の生の声をきいてください。2007年2月号~12月号まで連載。

「現代古本屋の研究」 古本屋がわかる!!従来の古本屋のありようが大きく変化しつつある中、今後の古本屋のありうべき姿を模索するため、現在、盛業中の古本屋店主達にお考えを伺い、2006年4月号から7月号に連載しました。東京古書組合広報部のご後援を得ての特別企画。第1回は理想の立地とディスプレイ、第2回目録とネット販売の兼ね合い、第3回取扱い商品の選択。第4回最近の古書即売会事情

「神保町のニューフェイス」1~6店売りが厳しいと言われますが、ここ数年、神保町への参入はかなりの数にのぼります。小社HPのニューフェイスコーナーでご紹介してきました本屋さんの中で、神保町の方々に改めて取材、現状をまとめ、2006年2月号~7月号に掲載しました。


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